あぁ~あ ついに故障!
長年使用してきた浴室換気扇用のタイマースイッチWN5291Kが、ついに故障してしまった!
正常に動作している時は、タイマースイッチの事など全く気にも留めなかったが、動作不良になって初めて、その便利さを実感した。
しかしこのまま換気扇が回らない状態だと浴室の湿気は排出できないのでカビと臭いの発生も心配だ。
そこで早速同じ品番のWN5291Kをネットで探してみた。
しかしたどり着いた情報だと、既にこのタイマースイッチは生産を終了していた。
一瞬はがっかりしたものの、全く心配には及ばなかった。
なぜかというと、PanasonicはWN5291K相当品として、WN5293KとWN5294Kの2機種を発売していたからだ。
WN5293Kと WN5294Kの違い
さて、WN5293Kと WN5294Kは何が違うのかを調べたところ、下のように動作する時間の設定に違いがあった。
例えば、
- WN5293K: 15分・30分・90分
- WN5294K: 2H・4H・連続
といった時間設定の違いです。また両方ともWN5291K同様フルカラーシリーズの機種なので、どちらを使用してもよさそうです。
WN5293Kの使用方法
使い方は至って簡単です。
動作時間設定ツマミ
例えば換気扇を90分後に停止したい場合は、動作時間設定ツマミを、事前に90分と表示された位置に合わせておきます。
次に、「押して入/切スイッチ」を押すと浴室の換気扇が回りはじめ、設定した時間がくると自動的に停止します。
動作表示ランプ
動作表示ランプの点滅状態で、換気扇が運転中か停止中なのかが判断できます。
例えば動作表示ランプが点灯している場合、換気扇は運転中になりますが、消灯していれば停止中と判断できます。
押して入/切スイッチ
換気扇が回っている最中に押して入/切スイッチを押すと、タイマーの設定に関係なく換気扇は停止します。
WN5294Kの使用方法
使用方法は、上記WN5293Kと全く同じです。
ただ、違いを一つ挙げると、選択できる時間間隔が「2時間・4時間・連続」と、長めの設定ができることです。
実は今回この2機種のスイッチの内、どちらを使おうかと迷っていた。
ですが浴室の湿気対策を考慮し、タイマーの設定時間が長いWN5294Kを使用することにしました。
この機種は動作時間設定ツマミを連続にして入/切スイッチを押すと、換気扇はずっと回り続けます。
WTP53916WPは約10秒~12時間の可変形
前述したWN5293KとWN5294Kの2機種はフルカラーのスイッチですが、
本機はコスモシリーズワイド21といって、ハンドルが大きくて操作しやすいタイプ。
設定可能時間は、約10秒~12時間と長いのが特徴の可変形タイマースイッチです。
本機は、ほたる付の照明用片切スイッチが1個と換気時間設定用タイマー1個、
そして動作表示ランプ付の換気扇入/切スイッチが1個の3点で構成されていて、これに化粧プレートが付いたセット品です。
もし浴室スイッチの交換を検討していて、現在設置されているスイッチの組合せが照明用1個、換気扇用1個という場合は、このWTP53916WPスイッチセットはお勧めです。
照明スイッチの動作
上段に位置しているのが照明用のスイッチ。
照明と表示された左横にある緑色のLEDを「ほたるランプ」といい、このスイッチがOFFの時は緑色に点灯し、ONの時は消えるといった点滅状態に変化します。
そのため、このほたるランプの点滅を見ることで、浴室照明が点灯しているか、消灯しているかといった判別にも役立ちます。
また緑色のほたるランプが点灯していれば、たとえ周囲が暗くなってきたとしても、スイッチの位置をしっかりと認識できるのも便利です。
換気時間設定ツマミ
換気時間設定ツマミを任意の数字位置に合わせ、換気扇入/切スイッチを「入」にすれば、設定した時間だけ換気扇をタイマー運転できます。
換気時間の設定は、約10秒 ~ 12時間までの間で15段階の設定が可能。また連続と表示された位置にツマミを合わせて換気扇の入/切スイッチを「入」にすれば、連続運転できます。
換気扇入切スイッチ
換気扇入切スイッチを押すことで、換気扇を運転したり、停止したりできます。換気扇が運転中の場合は赤色の動作表示ランプが点灯し、運転中であることを知らせてくれます。
次は故障したWN5291KからWN5294Kへ交換した際の記録。この交換作業には電気工事士の資格が必要です。
WN5294Kは交換作業も簡単
機械式のWN5291Kはパイロットランプとの組み合わせで使う事が多いからか、どうしても電線本数が多くなってしまいます。
でも本器(WN5294K)は電線が2本あれば良いので、交換作業もすごく楽です。
例えば電圧側の電線は1本、換気扇の帰り線が1本の、たった2本です。
WN5294K交換後の失敗談
お恥ずかしい内容ですが、ここでスイッチ交換後の失敗談を話したいと思います。
実はタイマースイッチの交換作業も完了したので、正常に動作するかをテストしました。ですが、何を勘違いしたのか、一瞬「このスイッチは不良品だ!」と思ったのです。
具体的にいうと、動作時間設定ツマミを任意の位置にスライドした後、押して入/切スイッチを押しました。すると換気扇は正常に運転を開始。
そして10秒ほど経ってから、もう一度「押して入/切」スイッチを押しました。しかし意外にも換気扇はその直後に停止してしまったのです。
ただ、私のその時点までの理解では、入/切スイッチを押すと換気扇の運転が始まり、浴室を出た後にもう一度入/切スイッチを押すことで、タイマーのカウントダウンが始まるものと思っていた。
しかし取説をよく読むと、一回目に押した時点からカウントダウンは始まっており、その後は設定した時間になればスイッチは切れるということが判明。
ということは結果としてスイッチを2回押しているので、スイッチ機能としてはOFFで正常ということだ。ということで、これは私の勘違いだった。
この記事を読まれている方はこのような失敗はしないと思いますが、取説は必ず一読するようにしたいものです。
WTP53916WPは交換作業も簡単
既設のスイッチから本機に交換する際の電線接続も、次のようにいたって簡単です。
まず既設の照明用片切スイッチから照明の帰り線を抜き取り、それを本機片切スイッチの電線穴にしっかりと差込みます。
次に既設の換気扇用スイッチから換気扇の帰り線を抜取り、タイマースイッチの「1」と表示されている電線穴に差込みます。
最後に残ったのは電圧側の電線ですが、これを照明用片切スイッチの電圧側の電線穴に差込みます。
続いて、①渡り線(1.6mm)の片方を照明用片切スイッチの電圧側電線穴に差込み、もう片方は換気扇用タイマースイッチの電線穴「0」に繋げば、スイッチへの電線接続は完了です。
なおこのスイッチセットには渡り線(ジャンパ線)が付いていないので、自分で約10cm程度の電線を用意するか、もしくは取外した既設スイッチの渡り線を外して再利用しても良いと思います。
本記事では浴室換気扇用のタイマースイッチを紹介しましたが、以下のリンク先にはトイレ換気扇用タイマースイッチの交換方法を紹介しています。
まとめ
浴室換気扇タイマースイッチは運転時間を制御できるため、スイッチの消し忘れを防ぐことができるアイテムとしてご紹介。
また、タイマースイッチを設置して換気扇を効率的に回すことで浴室の湿度を排出できるし、カビや臭いの発生も防ぐことができます。
このような理由から、ぜひタイマースイッチを活用し快適な浴室環境を維持するのに役立てましょう。
今回故障したWN5291Kは既に生産終了しているため、相当品であるフルカラーシリーズのWN5293KとWN5294Kを紹介しました。
またWN5294Kに関しては、故障した既設スイッチの画像を交えて交換方法を紹介し、WTP53916WPは結線図を用いて交換方法を紹介しました。