電気工事、相場はいくら?|また信頼できる工事会社を見つける方法は?

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電気工事を依頼するとき、まず気になるのが費用と工事会社選びだと思います。

電気工事を依頼するには、どんな工事会社がおすすめ?
電気工事を依頼するには、どんな工事会社がおすすめ?

そんな事もあり「電気工事って、どれくらい費用がかかるんだろう?」とか「信頼できる工事会社って、どうやって選べばいいんだろう?」と、そんな疑問を抱えている人は、この記事を読んでみてください。

この記事を読むことで、

  • 電気工事の費用相場を把握できる
  • 信頼できる工事会社を選ぶためのポイントがわかる
  • 電気工事の失敗を防ぐことができる

というメリットがあります。

電気工事は、安全性と品質が最も重要です。そのため、費用や工事会社選びというのは慎重に行う必要があります。

この記事では、電気工事の費用相場や工事会社の選び方について、わかりやすく解説します。この記事を読んだ後は、電気工事に対する不安や疑問が解消され、安心して工事を依頼できるようになるでしょう。

電気工事に係る費用の相場と算出方法

「電気工事の費用って、一体何を基準に決めているんだろう?」。また「工事費用の相場っていうのはあるのだろうか?」と、こんな風に工事を依頼する側としては、工事会社によって工事金額に幅があるような気がして少々不安があると思います。

そこで、工事を依頼する前には、できるだけ出費を抑えるためにも適正価格を知っておきたいという気持ちが強くなる。

電気工事費用の算出
電気工事費用の算出

実は、電気工事の費用を算出するには、大きく分けて「労務費」「材料費」「諸経費」といった3つの要素がある。

◎ 労務費

労務費は、電気工事を行う作業員の費用のことでして、この労務費は、いわゆる人件費です。これは、作業員の資格や経験、工事の難易度によって異なります。

◎ 材料費

材料費は、電線や配線器具(スイッチ・コンセント・引掛シーリング等)などの電気工事に必要な材料の費用です。また電気工事の種類や規模によっても必要な材料は異なるため、材料費というのは工事ごとに異なります。

◎ 諸経費

諸経費は、工事を行うための仮設資材や交通費、雑費などの費用でして、この諸経費は、工事の規模や工期によって異なります。

以上の事から、電気工事の費用というのは歩掛人工(ぶがかりにんく)という数値を労務単価に掛けて算出します。そして、その金額に材料費と諸経費を加算した金額が「電気工事に係る総費用」ということになります。

◎ 歩掛人工とは

歩掛人工の定義を簡単に説明しますと「施工対象の工事に対して、何人の作業員が必要で、何時間かかるのか」を数値化したものを歩掛人工といいます。

例えば、住宅の「照明とスイッチを新設」し「コンセントを増設」する作業を電気屋さんが2人で5時間かかったとします。そうすると次のような式が成り立ちます。

  • 2人×5時間=10時間
  • 労働時間/1日 = 8時間
  • 10時間÷8時間=1.25人工(歩掛人工)

となり、例えば労務単価が20,000円とすると、歩掛人工の「1.25」に20,000円を掛けると25,000円となり、この金額に材料費と諸経費を加えた金額が「電気工事の総費用」となります。

ただ、ここで注意したいのは「労務単価」です。というのも、この労務単価は都道府県によって単価に違いがあるため、全国どこでも同じ工事料金というわけではありません。

なので、上記した内容は、大まかに説明したものです。でも、電気工事に係る金額というのは、このように算出しているんだなという参考にはなると思います。

電気工事費用の相場は?

電気工事に係る費用相場は、工事の種類や規模によって異なりますが、大体以下のような目安がある。(2023年11月25日時点)

  • 配線工事(5m以内):2万5,000円~
  • コンセント増設工事(1箇所):5,000円~
  • スイッチ取付工事(1箇所):5,000円~
  • 照明器具取付工事:5,000円~
  • エアコン取付・取外し・移設工事:5,000円~
  • LAN配線工事:5万円~
  • 防犯カメラ設置工事:5万円~

繰り返しになりますが、この費用相場というのは、あくまで参考値でして、工事内容や工事場所、難易度、業者によっても大きく異なります。なので、具体的な費用を知りたい場合は、複数の業者に見積もりを取ることをおすすめします。

電気工事とは

さて「電気工事とは何か?」を、最も身近で一般的な住まいの木造住宅を例に説明しますと、以下のようになります。

まず、電力会社の電線(電柱)から一般住宅に電気を供給するには、電力会社の「引込線(電力会社が施工)」と呼ばれる電線と、住宅側の「引込口配線(電気工事会社が施工)」と呼ばれる電線が接続され、その電気は電力メーターを経由して住宅内にある分電盤へ送られます。

引込線と引込口配線以降のイラスト
引込線と引込口配線以降のイラスト

そして、その分電盤には、各部屋の天井に設置されている照明器具の引掛シーリングやスイッチ、コンセント(キッチン、浴室、廊下、トイレ)の回路の他、エアコン、電子レンジ、冷蔵庫、食洗器、IHクッキングヒーターといった専用回路の配線、また感電防止に重要なアース(接地)線が集まっている。

そして上記した「引込口配線・分電盤・コンセント・スイッチ・引掛シーリング・配線・接地線」等を施工できるのは、電気工事士の1種や2種の国家資格を持った人だけで、これらを電気工事といいます。

電気工事の種類と内容

電気工事の種類は、大きく分けて以下の3つに分けられます。

  1. 電気設備の設置や修理
  2. 電気設備の増設や改修
  3. 電気設備の安全性や快適性の向上
配電盤を点検する電気工事士
配電盤を点検する電気工事士

次に、上記に挙げた3種類の工事内容にはどんなものがあるかを順番に示すと、以下のようになります。

1. 電気設備の設置や修理には
  • 照明器具の交換
  • コンセントの増設
  • ブレーカーの交換
  • 配線の張替え
  • 電気設備の点検や修理 など
2. 電気設備の増設や改修には
  • エアコンの設置
  • 防犯カメラの設置
  • 電気設備の移設
  • テレビアンテナの設置
  • 電気自動車の充電設備の設置 など
3. 電気設備の安全性や快適性の向上には
  • アースの設置
  • 漏電遮断器の設置
  • 太陽光発電/オール電化の導入
  • スマートハウス化 など

以上のように電気工事といっても様々な種類があり、それぞれに目的や内容が異なります。そこで、電気工事の実例を、以下にいくつか挙げます。

  • 自宅をリフォームする際に、照明器具の交換や増設、そしてスイッチも今風のものに変えた。
  • コンセントが使いづらい位置にあるので移動し、また増設も行った。
  • 配線の張り替えや埋め込みなどを行った。
  • エアコンが古いので新製品と交換し、別の部屋には新規に設置した。
  • 防犯カメラを設置して、自宅のセキュリティを向上させた。
  • 電気自動車を購入したので、充電設備を設置した。

と、このように様々な実例がありますが、あなたも一度は電気屋さんに工事の依頼をした事があるのではないでしょうか。

電気工事会社の選び方と探し方

電気工事会社を選ぶ際には、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。

  • 有資格者の有無
  • 実績
  • 対応

以上の事から、電気工事には、電気工事士法に基づく資格が必要です。有資格者がいない会社に依頼した場合、法律違反になるだけでなく、安全性や品質にも不安が残るので要注意です。

また、実績が豊富な会社は、多くの現場で経験を積んでいるので、確かな技術とノウハウを持っています。

さらに、対応が丁寧で迅速な会社は、顧客の要望をよく理解し、スムーズに工事を進めてくれます。

■ 電気工事会社を探す方法

さて、自分の納得のいく電気工事会社を探すにはどういった方法があるのだろうか。実は、以下の3つの方法が最も現実的だと思います。

  • インターネットで検索する
  • 友人や知り合いに紹介してもらう
  • 地域の商工会議所に問い合わせる

まず、インターネットで検索してみましょう。そしてインターネットで検索する場合は、複数のサイトを比較して、信頼できる会社かどうかを判断すると良いと思います。

そこで、年中無休で、電気の駆けつけサービスを行っている、以下の「電気工事のクラピタル」を紹介いたします。このクラピタルは、様々な電気の悩みに対応していて、技術力・対応実績も豊富です。

また、20秒という短時間で、簡単に概算見積もりもできるので、一度試してみてはいかがでしょうか。

また、知り合いや友人に紹介してもらうという方法もあります。これは実際に工事を依頼した際に得た印象や仕事ぶりなどが参考になります。

以上のように、インターネットを検索しても思うような結果が得られないとか、そもそも電気工事会社を紹介してくれる友人や知人がいないといった場合は、お住いの地域の商工会議所に問い合わせてみましょう。

この商工会議所は、地域に密着した様々な情報を提供してくれるので、電気工事会社を紹介してくれるよう、問い合わせをしてみてください。

また、電気工事を依頼する際には、必ず見積もりをもらって、複数の会社と比較しましょう。見積もりには、工事内容や費用、工期などが記載されているので、よく確認してください。

信頼できる電気工事会社の特徴

例えば、以下のような会社は、信頼できる電気工事会社と言えるでしょう。

  • 有資格者が多数在籍し、豊富な実績を持つ会社
  • 現地調査を丁寧に行い、顧客の要望をしっかりと聞き取る会社
  • 見積もりが明瞭で、工事内容をわかりやすく説明してくれる会社

電気工事は、安全性や品質が重要です。そのため、信頼できる電気工事会社を選ぶことが大切です。そこで、上記3つのポイントを押さえて、自分に合った工事会社を見つけましょう。

電気工事の見積もりと発注のポイント

電気工事の見積もりは、工事内容や費用、工期などを確認するために重要なものです。そこで、見積もりを依頼する際には、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 実績
  • 工事内容を明確にする
  • 複数の会社(3社以上)から見積もりを取る
  • 見積もり内容を比較する
  • アフターサービス

電気工事を専門に扱っているか、施工の実績が豊富か、経験豊富な工事士が施工を担当するかなど、業者の実績をチェックしよう。またWebサイトを確認するほか、口コミや評判をネット上で見ておくことも大切です。

電気工事は、工事の内容によって費用が大きく異なるものです。そのため、工事内容を明確にして見積もりを依頼することが重要です。

また、見積もりには、材料費や工賃、諸経費など、さまざまな費用が含まれています。なので、複数の会社から見積もりを取ることで、費用の相場を把握し、より適正な価格で工事を発注することができます。

さらに、見積もり内容を比較することで、工事内容や費用に差異がないかを確認できます。また、見積もりの内容に不明点があれば、必ず確認するようにしましょう。

工事完了後のアフターサービスも重要です。万が一トラブルが発生した場合、迅速に対応してもらえるかどうかを確認しましょう。

まとめ

電気工事の費用相場は、工事内容や規模、地域によって異なります。以下は、一般的な電気工事の費用相場の目安です。

  • コンセントの設置工事:1箇所あたり5,000円~
  • スイッチの取付工事:1箇所あたり5,000円~
  • 照明器具の取付工事:1台あたり5,000円~
  • パソコン配線・LAN工事:10人程度のオフィスで15万円~
  • ブレーカー増設工事:1箇所あたり5,000円~
  • 業務用エアコンの設置工事:10万円~30万円

電気工事会社を選ぶ際には、以下のポイントに注意することが大切です。

■ 実績

電気工事を専門に扱っているか、施工の実績が豊富か、経験豊富な工事士が施工を担当するかなど、業者の実績をチェックしましょう。

■ 見積額

複数社の工事店の見積を比較しましょう。見積の合計額だけでなく、明細もきちんとチェックすることが大切です。

■ 対応力

事業所ごとに建物の構造が異なるのは当然のことですので、臨機応変に対応してもらえるかどうかが重要です。

■ アフターサービス

工事完了後のアフターサービスも重要です。トラブルが発生した場合、迅速に対応してもらえるかどうかを確認しましょう。

以上の点に留意して、信頼できる電気工事会社を選ぶようにしましょう。