Panasonic製チャイム
サインペット/100Sと を取り付けました。この機種はAC100Vの電源で動作しますが、電源直結式ですので、交換作業には電気工事士の資格が必要です。
取付方法としては、隠ぺい(埋め込み)配線や露出配線、どちらの方法でも取付可能です。
以下にチャイム本体カバーの外し方や取付け方、また玄関の押しボタンの設置方法を説明いたします。
チャイム本体(EB720)とチャイム用押ボタン(EG331)は別売りになっているので購入される場合は注意してください。


また、チャイム式から、今流行りのテレビドアホンに変えてみたいと思っている方は、
下の「AC100V式のチャイムをワイヤレステレビドアホンと交換する方法」を参考にしてください。
それではチャイム交換時の記録を紹介しますので参考にどうぞ。
チャイムEB720本体カバーの外し方
それでは、まず取付ける前にチャイム本体のカバーを外します。
下の画像は本体の下側をみています。
赤の円内部分に長方形の溝がありますので、そこにマイナスドライバーを差し込んでからひねると、白のカバーを外すことができます。


下の画像中、左側がカバー、右側が本体です。カバーを外すと中はこのようになっています。
本体の左右に見える縦長の金属板が見えますが、これが振動してピンポーン!と鳴るんです。


また少し見づらいですが、本体を壁に固定する時にネジを通すための穴も上下にあります。
因みに、上記EB720という機種には音量を調節する機能はありません。もし音量調節が必要な場合は、下のEB721という機種を選ぶと良いです。EB720に比べ、価格は少し高くなりますが、側面に音量調節用のツマミが付いています。
現在、EB720,EB721,EB722の後継機種として、下の「EB723W」が発売されておりますが、交換方法は、今説明しているEB720と変わりありませんので参考にしてください。



下の画像がチャイム本体の背面になります。なーんにもないですね。
結線方法は、画像中、下側の赤円で囲った端子へ、玄関の押釦からきた2本の内の1本(白)と、電源線2本の内の1本(白)を差込みます。
そうすると黒線が1本づつ残りますので、その2本を結線すれば回路はできあがりです。


また、上部の四角い赤枠で囲った2ヶ所はノックアウト部で、露出配線をする場合はここを破って電線を入れることができます。
チャイム本体EB720の取付
まず最初にチャイムを取付ける回路の電源ブレーカーは落としてから作業します。
ビリビリッと感電するのは嫌ですからね。
では、下の埋め込みボックス部分に新品のチャイム本体「EB720」を取付けます。
電線がボックスから飛び出していますが、これは今まで設置されていた古いチャイムを撤去した後の状態です。


画像の中で何本か電線が写っていますが、そのうちの黒色と白色が電源線(100V)です。
そして、下の赤色と灰色の2本の線が、玄関の押ボタンからきている線です。
でも玄関押ボタンからきている電線が、なぜ赤と灰色の電線を使っているのかと疑問に思うかも知れませんが、
これは以前に配線工事をした人の判断でこうなったと思います。
職人によっては、押しボタンに使う線を、赤と黒をペアにしたり、
赤と赤、黒と黒、白と白など、色んな組合せで使うことがあります。
なので、チャイムを交換する際には、電源線なのか、それとも押しボタン側の線なのかを、
テスターなどを使ってしっかりと確認する必要があります。
チャイムへの電線接続方法は先程述べましたのでそちらを参考にしていただき、ここでは以下に結線図を載せます。


電線を2本接続しましたら、次は下の画像のようにネジ2本を使用して固定します。
取り付ける時は、上下逆さまにならないように気を付けましょう。これが意外に間違うんです。


最後に下のようにカバーを取り付けます。
カバーは、本体上部へ引っ掛けるようにしてから下の部分を押し付けると、カチッと音がしてはまったことが分かります。
カバーが外れない事を確認できましたら終了です。



以上でチャイム本体の取付は完了です。
玄関用押ボタンEG331の取付
玄関の押しボタンを取付ける前に、最初にカバーを外し、次に本体から取付枠を外すという順に分離していきます。
では下の画像をみてください。
これは押ボタンを下側から見たものですが、この中で赤の円内にネジが見えると思います。
まずこのネジを反時計回りにまわして白いカバーを外します。


そして本体からカバーを外した状態の画像が下です。このなかで右側に写っている黒い色の物が本体です。


ここで、赤円内に見えるネジが背面にある取付枠を固定しているネジなので、このネジを反時計回りに回して取付枠を外します。
そして下の画像中、一番右端に写っているのが取り外した取付枠です。
ここまでが、カバー・本体・取付枠を分離する手順です。


次に押ボタンを壁に取り付けるための手順を説明します。
押ボタンをボックスに取り付けるためには、まず最初に取付枠をボックスに固定する事から始めます。
下の画像は、取付枠を固定する前のボックスの画像です。


ボックス内には赤・黒・緑の電線がありますが、これは室内のチャイム本体と繋がっている電線です。
赤と黒が押ボタンに接続するための電線で、緑はアース線になります。
また、ボックスの上下には穴の空いた部分がありますが、この部分に4mmのねじを使用して取付枠を固定することになります。
下の画像が取付枠を取り付けた後のものです。
壁のペンキの色と取付枠の色が似ているので、少し見づらいですね。


取付枠をボックスに固定したら、次はチャイム本体に電線を接続します。
下の画像は本体裏側を映したもので、ここが電線を接続するための端子部分(赤円内)になります。


赤円内にネジが2つありますが、このネジを反時計回りに回して緩めたた後、
室内のチャイムからきた2本の電線をそれぞれの端子に差込みます。
そしてネジを時計回りに回してしっかりと締め付ければ電線の接続は終わりです。
下がその画像になります。


電線の接続が終りましたら、次は下画像のように本体に付いている2本のネジを締め付けて、しっかりと取付枠に固定します。


最後に、下画像のようにカバーを本体に被せたあと、下側にあるネジをしっかり締めつければ作業は全て完了です。



あと、最初に切ったブレーカーを元に戻したあと、この押ボタンを押してピンポーン♪と鳴るかどうかをテストしましょう。以上です。