
「玄関のチャイムが鳴らなくなった」「音が小さくて聞き逃してしまう」といったトラブルでお困りではありませんか?
長年愛用されてきたナショナル(現パナソニック)製のチャイム「EB720」は、その耐久性の高さから多くの家庭で現役として活躍しています。
しかし、2020年に生産を終了しており、不具合が出た際には正しい知識を持って対応する必要があります。
当記事では、壁を傷つけずに本体を外すコツから、交換時に必須となる資格の有無、さらに最新のテレビドアホンへアップグレードするメリットまで、専門的な知見(ノウハウ)を凝縮して解説します。
この記事を読めば、古いチャイムの悩みから解放され、より安全で快適な住環境を手に入れるための最短ルートが分かります。
1. 【重要】作業前に必ず確認!電気工事士資格について
古いチャイムの交換を検討する際、まず知っておかなければならないのが「法律」の壁です。
EB720は、家庭のコンセントと同じAC100V(交流100ボルト)の電源線が直接つながっている「電源直結式(でんげんちょっけつしき)」の機器となっています。
無資格での作業が危険な理由
結論から申し上げますと、本体の取り外しや配線の結線(電線をつなぐ作業)には、「第二種電気工事士」以上の国家資格が法律で義務付けられています。
なぜなら、100Vの電圧は扱いを誤ると、以下のような深刻なリスクを招く恐れがあるからです。
- 感電事故:
濡れた手で触れたり、絶縁(ぜつえん:電気が漏れないようにすること)が不十分だと強い衝撃を受けます。 - 火災の原因:
配線の接続が緩いと「トラッキング現象」という火花が発生し、家事の原因になる場合があります。
無資格での作業が危険な理由|DIY(自分で行う作業)でできる範囲
資格を持っていない方が自分で行えるのは、「カバーの外し方の確認」や「電池式のワイヤレスドアホンへの交換」までに留めておきましょう。
壁の中にある100Vの電線に触れる作業が必要な場合は、必ずお近くの電気店やリフォーム業者へ依頼してください。
2. ナショナル(パナソニック)EB720本体カバーの外し方

「ネジが見当たらないから、力任せに引っ張っても大丈夫?」と不安になる方もいらっしゃいますが、無理は禁物です。
EB720のカバーは、コツさえ掴めばマイナスドライバー1本でスマートに開けることができます。
ステップ1:下部の差し込み口(溝)を探す
まず、壁に取り付けられた本体を真下から覗き込んでみてください。右側付近(赤円内)に、小さな長方形の溝(スリット)があるはずです。ここがカバーを固定しているロックの解除ポイントになります。

ステップ2:マイナスドライバーで軽くひねる
その溝にマイナスドライバーの先端を差し込み、手首を返すように「クイッ」と軽くひねります。すると、「パチッ」という音とともにロックが外れ、白いカバーが手前に浮き上がります。
この時、壁を傷つけないよう、ドライバーの軸に養生テープ(保護用のテープ)を巻いておくと、より丁寧な作業が可能です。
内部構造と故障診断のヒント

カバーを外すと、左右に縦長の金属板が見えます。これは「サインペット」特有の構造で、電磁石の力で棒がこの板を叩き、「ピンポーン」という澄んだ音を響かせる仕組みです。
もし音が鳴らない場合は、この可動部(動く部分)に埃が溜まっているだけというケースもあります。
ただし、EB720には音量調節機能がないため、音が小さいと感じる場合は、機器自体の寿命(経年劣化)と考えたほうが良いでしょう。
3. 玄関用押ボタン(EG331)の取り外し・取り付け手順

室内側だけでなく、雨風にさらされる玄関側のボタン(EG331)も劣化しやすいパーツです。
取り外しは「下部のネジ」が起点
1.カバーの開放:
ボタンの真下にある固定ネジを反時計回りに緩めます。このネジは脱落防止になっていることが多く、完全に抜けなくてもカバーは外れます。

2.取付枠の分離:
カバーを外すと上下にネジ(赤円内)が現れます。このネジを反時計回りに回して緩めます。

3.取付枠を取り外す:
カバーを外すと、埋込ボックスに固定されている下の取付枠が現れます。最終的には、この古い取付枠を取り外し、新しい取付枠と交換します。

押ボタン(EG331)の取り付け手順
新しい押ボタン(EG331)への交換は、以下の3ステップで完了します。
- 取付枠の設置:
壁のスイッチボックスのネジ穴に合わせ、新しい取付枠をしっかりと固定します。 - 配線の接続:
裏側の端子ネジを緩め、2本の電線を差し込んで締め付けます。この配線には極性(プラスマイナスの向き)がないため、どちらにつなげても問題ありません。 - 最終確認:
本体を枠にはめ込み、カバーを被せてネジを締めれば、玄関側のリニューアルは完了です。

上記押しボタン(EG331)の「取外し・取付け」に関しては、下記のページでも詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
4. EB720からのアップグレード:最適な解決策の比較

EB720は2020年に生産を終了しており、現在は修理用の部品入手も困難な状況です。そのため、不具合が生じた際は「新しい機種への交換」が最も合理的で安心な選択肢(ベストソリューション)といえます。
ここでは、既存の設備を活かす方法と、最新の防犯機能を導入する方法の2パターンを比較しました。
| 比較項目 | 後継機「EB723W」へ交換 | ワイヤレステレビドアホンへ刷新 |
| 主な特徴 | 従来のチャイム機能を継承 | カメラで来客の顔を確認可能 |
| 設置コスト | 本体代が安く、経済的 | 導入費用は上がるが、防犯性が向上 |
| 工事の有無 | 100Vの配線工事(有資格者)が必須 | 配線不要で設置が極めてスムーズ |
迷った時の選び方
どちらの解決策が自分に合っているか迷った際は、以下の「優先したいポイント」を基準に判断してみてください。
「とにかくコストを抑え、今の使い勝手を変えたくない」という方
パナソニックの現行モデルEB723Wへの交換が最適です。音色や操作感に違和感がなく、スムーズに移行できる点が最大のメリットです。
今の音色と使い勝手をそのまま引き継ぎ、最も安価に修理を済ませたい方はこちらから在庫を確認できます。
一人暮らしや子育て中で防犯面(セキュリティー)が不安という方
迷わずカメラ付きのテレビドアホンをおすすめします。相手の顔を見てから対応できる安心感は、単なるチャイムでは得られない大きな価値(付加価値)となります。
『国内メーカーの信頼性』と『カメラ付きの安心感』を配線工事なしで両立させたい方は、こちらのワイヤレスモデルも有力な比較候補になります。
カメラ付きで安心!配線工事不要のワイヤレスインターホンVS-SGZ20L
【推奨】最新の「SwitchBot スマートテレビドアホン」へアップグレード

「外出中も来客を逃したくない」「防犯性を劇的に向上させたい」という方に、現在最もおすすめしたい選択肢がSwitchBot スマートテレビドアホンへの刷新です。
これまでの「音が鳴るだけ」のチャイムから、スマホで玄関先をいつでも見守れる次世代の利便性へと、一気にアップデートすることが可能になります。
SwitchBotならではの圧倒的なメリット
- スマホでリアルタイム対応(リモートアクセス):
外出先でもスマホから来客の姿を確認し、そのまま双方向で通話が可能です。 - カメラ付き玄関子機の驚異的なスタミナ:
外に設置するカメラ付き玄関子機は、5000mAhの大容量バッテリーを内蔵しています。仕様上の目安として、最長で約2年8ヶ月もの間、充電の手間なく稼働し続ける圧倒的な省エネ性能を誇ります。 - 安定稼働を支えるモニター親機:
室内用のモニター親機は、電源コードによる常時給電タイプです。バッテリー切れによる通信途絶の心配がなく、家中どこでも安定した受信環境を維持できるのがポイントといえるでしょう。 - 届いたその日から録画可能:
モニター親機には4GBのmicroSDカードが標準で付属しており、別途記録用メディアを買い足す手間や追加コストを抑えられます。 - 高度なAI検知機能:
カメラ付き玄関子機が人の動きを敏感に察知する「AI人体検知」を搭載。不審者対策などのセキュリティー面でも、これまでのチャイムにはない付加価値を提供します。
設置のハードルを最小限に抑える工夫
EB720のような電源直結式からの交換において、最大の懸念はやはり「配線工事」ではないでしょうか。しかし、SwitchBotの製品は完全ワイヤレス(モニター親機は電源コード給電)での運用に特化しています。
既存押ボタンの(※)100V配線(2本)を取り外し絶縁テープで処理(ぜつえん:電気が流れないようテープを巻く)すれば、あとはカメラ付き玄関子機を強力な両面テープやネジで固定するだけで設置が完了します。
このように、大がかりな電気工事のコストを抑えつつ、最新のスマートホーム環境を構築できる点は、まさに現代の住まいに適した「賢い選択(スマート・チョイス)」といえるでしょう。
SwitchBot製品を既にお使いの方であれば、一つのアプリで玄関先の安全から戸締まりまでを一括管理できる、最高のベネフィットを享受できるはずです。
(※)電線取外し作業をするので電気工事士の資格が必要です)
※ 外出先でも来客対応ができる次世代の安心感を、最速で手に入れましょう。
※ 普段お使いのショッピングサイトでポイントを貯めて、お得に購入したい方はこちら。
5. 専門家が答える!ナショナルEB720に関するよくある質問(FAQ)

利用者の皆様から特にお問い合わせの多い疑問を、簡潔にまとめました。
まとめ:EB720の外し方は「下からひねる」だけ!
ナショナル(現パナソニック)製のチャイム「EB720」は、正しい手順さえ知っていれば、壁を傷つけることなく非常にスムーズに取り外すことが可能です。
当記事で解説した重要なポイントを、改めて振り返ってみましょう。
- 取り外しのコツ:
本体真下にある溝にマイナスドライバーを差し込み、軽くひねるだけでロックが解除される仕組みになっています。 - 安全の鉄則:
本機は100Vの電源線が直接つながっているため、配線の取り外しや交換には「第二種電気工事士」以上の国家資格が法的に必要です。 - 次の一手の選び方:
コスト重視なら後継機のEB723Wが最適ですが、防犯性を高めたいなら「配線工事不要」のワイヤレステレビドアホンへのアップグレードが賢い選択といえるでしょう。
このように、古いチャイムの故障は、住まいの安全(セキュリティー)を見直す絶好のチャンス(好機)でもあります。
もし「自分で配線をいじるのは怖い」「資格を持っていない」という場合は、無理をせずプロの電気店に依頼してください。
一方で、最新のワイヤレスモデルを選べば、煩わしい配線工事に悩まされることなく、今日からすぐにでも「来客の顔が見える安心」を手に入れることができます。
長年使い込んだEB720への感謝を込めて、この機会にスマートで安心な玄関環境へアップデートしてみてはいかがでしょうか。安全第一で、あなたの暮らしがより快適になることを願っています。
古いチャイムの故障を機に、スマホで繋がるスマートで安全な玄関環境へアップデートしてみませんか?
