テレビドアホンをVL-SV36KLに交換

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あぁ~もうダメだ! これって寿命なのだろうか。実はアイホン製カメラ付インターホンの調子が悪くなった。

そこで、PanasonicのVL-SV36KLというテレビドアホン親機とカメラ付玄関子機のセット品を購入し交換する事にした。

なぜこのVL-SV36KLというテレビドアホンを選んだかというと、交換作業がすごく簡単ということと、

玄関子機への配線も既設の電線が2本あれば新たに配線する必要はなく、それをそのまま利用できるからです。

もし同じテレビドアホンを購入して、いざ交換となった時、作業に不安のある方は参考にしてください。

テレビドアホンVL-SV36KL
"テレビドアホンVL-SV36KL

では現在設置されているインターホン親機と玄関子機を取外し、

そして新しく購入したテレビドアホンVL-SV36KLを設置する方法を画像を交えながら順を追って説明します。

なお、VL-SV36KLという品番は、モニター親機(VL-MV36)と、カメラ付玄関子機(VL-V522L-S)2点がセットになったものです。

では、先ずインターホン親機の取外しから始めます。

でも、もう「既に親機本体の撤去は完了しちゃったよ!」っていう方は、テレビドアホン親機VL-MV36の取付け方へ進んでください。

電源コード式と電源直結式

それでは最初に電源を切ります。

電源を切るといっても、このアイホン製の親機は電源コード式なのでコンセントに差し込んであるプラグを引き抜くだけでOkです。

電源コード式とは

インターホン親機本体へ電気を供給するための電源コードが最初から本体に付いていて、

そのコードの先端に付いているプラグをコンセントへ差し込むことで電気を得る方式のこと。

電源直結式とは

これは電源コード式とは違い、電気工事の配線で使用するVVFケーブルを直接親機本体へ接続して100Vを供給します。

この電源直結式はVVFケーブルを加工したり直接手で触れたりするため電気工事士の資格が必要となります。

このインターホン親機(VL-MV36)も、もちろん電源コードを取外して電源を直結できるようになっています。

話がだいぶ横道にそれてしまいましたが、コンセントからプラグを引き抜いたところまで戻ります。

インターホン親機の取外し方はメーカーによって若干の違いがあると思いますので取外す時は取扱説明書に従ってください。

アイホン製ドアホン親機の取外し方

親機本体の取外し方はご自分の家に設置されている親機の取説に従ってください。

また、ここでの例はアイホン製の親機を露出で取付けてある場合の撤去例です。

では古いアイホン製の親機を取外します。

親機本体は背面の壁掛け金具に引っ掛けてあるだけなので、両手でつかんで持ち上げれば外れます。

親機本体の上に白い線が見えますが、これは玄関子機へ繋がっている線です。

また下にも線がありますが、これは電源コードです。

この下、約70cm位の所にコンセントがあるので、そのコンセントから電気をもらっています。

アイホン製インターホン
アイホン製インターホン

親機の裏側には玄関子機へ繋がっている2本の電線が端子に接続されているのでそれを外します。

また親機本体を外した後は、上の画像のように壁掛け金具が木ネジで固定されているのですが、

これはもう必要ないので、木ネジを緩めて撤去します。

以上でアイホン製ドアホン親機の取外しは完了です。簡単ですね。

テレビドアホン親機VL-MV36の取付け方

それではここからが本番です。

続いてテレビドアホン親機(VL-MV36)を取付けましょう。

親機本体の背面を見てください。壁掛け用の金具がセットされていると思います。

その金具をスライドさせて取外し、上記画像3のように壁掛け金具を付属の木ネジを使って取付けます。

VL-SV36KL背面
VL-SV36KL背面

アイホン製の壁掛け金具は4本の木ネジで固定されていましたが、VL-MV36の金具は、木ネジ2本で固定できます。

金具の固定が終わったら、次は玄関子機へ繋がっている電線を接続します。

ドアホン親機の背面右下を見ると、信号線を接続する端子台があります。

この端子台の、上から二つが玄関子機を接続するための端子です。

この端子に電線を1本ずつ接続します。端子は無極性ですので2本の電線はどちら側に接続しても構いません。

電線の接続が済んだら、ドアホン親機を先程取付けた壁掛け金具に引っ掛けて固定します。

ドアホン親機を取付ける時に注意してほしいのは、壁掛け金具の上下のツメを、親機本体の溝に合わせて押し下げるということです。

VL-MV36
VL-MV36

以上でテレビドアホン親機本体の取付は完了です。

でもドアホン親機の電源プラグは、まだコンセントに差し込まないでください。

玄関子機を取付けた後テストをしますので、その時に差し込みます。

アイホン玄関子機の撤去

ではアイホン製の玄関子機を取外します。ここは、ご自分の家に設置されている玄関子機に読み替えてください。

子機の正面、下方にネジがあるのでそれを緩めてやれば、子機はベース枠から外れます。

子機の取外し前後。
子機の取外し前後。

後は端子台のネジを緩めて2本の電線を外します。上の画像左側が取外し前で、右側が取り外し後です。

以上でアイホン製玄関子機の取り外しは完了です。

Panasonicカメラ玄関子機VL-V522L-Sの取付

次はPanasonicのカメラ玄関子機(VL-V522L-S)の取付けです。

呼び出しボタンのすぐ下に固定用のネジを隠すためのカバーがありますので、

すき間にマイナスドライバーを入れて持ち上げるとネジが見えます。

子機設置後
子機設置後

そのネジをプラスドライバーで緩めると、壁に固定するための露出ケースと子機本体とを分離できます。

あとはこの露出ケースを付属のネジを使って壁に取付け、その後にカメラ付玄関子機に電線を接続します。

背面(下画像)を見ると電線を接続するための端子が見えると思います。

そこに先ほど外した2本の電線を接続してください。

子器裏面。
子器裏面。

電線は、1番と2番端子のどちらへ接続してもOkです。

接続が済みましたら、後は露出ケースに子機本体をネジ止めして、カメラ付玄関子機の交換は終了です。

玄関子機 カメラレンズの角度調節

普通、玄関子機のカメラレンズの角度は調節しなくても大丈夫だと思います。

もし親機のモニター画面から人物などが大きくずれているようでしたら、現場の状況に合わせて調節してください。

角度を調節する場合は、上の画像見ると分かるように角度調節レバーで行います。

その角度調節レバーを指でつまんで右向きとか上向きとかに動かすことで調節ができます。

なお、この角度調節は、下記の「テレビドアホン親機とカメラ付玄関子機のテスト」の項目の時に行いましょう。

必要があればですが^^;

当然こういったテストは二人で行わないと分かりません。

一人はモニター親機の前で確認する役、もう一人は玄関子機の正面に立ってボタンを押す役です。

その際、モニター親機の液晶画面内に人物の上半身がしっかりと映っているか確認しましょう。

もし画面内からはみ出していた場合には、先ほどの角度調節(右向き・上向き・左向き)が必要になるわけです。

テレビドアホン親機とカメラ付玄関子機のテスト

それでは、ドアホン親機、玄関子機ともに取付が終わりましたので、最後に、ちゃんと動作するかを確認しましょう。

では、テレビドアホン親機の電源プラグをコンセントに差し込みましょう。

すると液晶ディスプレーに玄関子機からの映像が映し出され通電されたことが分かります。

まず最初に年月日と時間の設定をしましょう。

実は、このテレビドアホンには録画機能が付いており、正確な年月日と時間を設定しておかないと、

何時何分に訪問者があったか分からなくなってしまいます。

設置完了
設置完了

では、設定が終わりましたら、誰かに玄関子機の呼び出しボタンを押してもらいましょう。

その時に呼出し音や訪問者の上半身がモニター親機の画面内にしっかり映っているか確認します。

特に問題なければテレビドアホンの交換作業は無事終了となります。

あとはご自分でマニュアルをしっかりと読み、便利な使い方や操作の仕方をマスターしてください。

その方が、何かトラブルがあった場合でも、自力で解決できるようになります。

また、100Vで駆動するチャイムや、新規で配線をしなければ設置が難しい場合には、

下のようなワイヤレス式のテレビドアホンもありますので、参考にしてください。

インターホン交換の理由

実は、インターホンを交換しようと思った理由は以下です。時間があれば読んでください。

長年使用してきたアイホン製のインターホン親機が、最近、玄関子機との通話中に、度々不通状態になるようになった。

症状が出始めた頃は、音声通話が時々途切れるという程度だったのですが、

その後、カメラ映像までも乱れるようになってしまい、症状も、ずいぶん悪化するようになった。

当初はこの症状の発生頻度も低かったので、しばらくは、使いながら様子をみてみようと思っていた。

そして、運よく症状が収まれば交換の必要はなくなるし、無駄な出費もしなくて済むのでラッキーだと思っていた。

でも、逆に症状が悪化した場合には、その時点で買い替えの判断をすればいいやと、そう思っていた。

しかぁ~し、その後も、症状は治まるどころか、度々発生するようになった!

でも暫らくは、そんな状態でも何とか使えていたんです。

しかし、電子機器というものは正直なもので、一度症状が悪化し始めると、残念ながら自然によくなるという事はなかった。

そして心配していた通り、とうとう末期状態に直面してしまった。

残念ながらドアホン親機と、玄関に設置してある子機との通話も、カメラの映像も映らなくなり万事休すです。

下の画像が故障したアイホン製のドアホン親機です。

アイホンのインターホン
調子の悪くなったアイホン製のドアホン親機
アイホンのインターホン

ドアを開ける前に訪問者を確認すべし!

故障を機に、早速どのメーカーのインターホンにしようかと検討しました。

そして、出来れば少しでも出費を抑えたいとの思いから、何も、カメラ付インターホンでなくてもいいのではと思っていた。

だが、最近は何かと物騒な世の中! 実は、友人からは次のような話も聞いていた。

「私の家にはカメラ付インターホンではなく、ピンポ~ンという呼出し音だけのチャイムが設置してあるだけ。

タイミングの悪いことに、家事をしている最中にピンポ~ンと鳴ったので宅急便でも来たのかと思って、急ぎ足で玄関へ行き、ドアを開けた。

しかしそこには何とも歓迎したくない訪問者が立っていた。

うわっ、出るんじゃなかった!と思っても後の祭り。

相手に不快感を与えてしまったら、後々面倒なことに巻き込まれる恐れもあると思い、不本意ではあったが、丁寧に対応した」との事。

だが、「それが返って相手を図に乗らせてしまったようだ」と。

この事例に限らず、似たような経験をされた事がある方は多いと思います。

特に日中、自宅に居る事が多い人は、そういう訪問者に遭遇する可能性が高いと思います。

もしそうであれば、こっちも室内から玄関先にいる相手の顔を確認できるカメラ付インターホンを設置するほうが得策ですし、

無用なトラブルも回避できます。

友人の話を思い出した後は、ピンポ~ンという音だけのチャイムより、

訪問者を確認できるカメラ付のインターホンのほうが防犯上も良いという結論に至りました。

という事で、あとはどこのメーカーの、どんな機種にするかの選定と、機能面ではごく一般的なものを選ぶことにした。

もし高機能な商品を選択してしまうと、間違いなく価格にも反映してしまうので、ここはぐっとこらえて低価格のVL-SV36KLにした。

テレビドアホン親機と玄関子機
テレビドアホン親機と玄関子機

このテレビドアホンを選んだ理由は、今まで使っていた室内の親機と玄関の子機を交換すれば設置完了という簡単なものだったから。

室内のドアホン親機と玄関子機を繋ぐ線も今まで使っていた2本の線をそのまま利用できるし、

親機本体へ電気を供給する電源コードも最初から付いているので電気工事の必要もありません。

また、本器の電源コード長も1.5mはあるので、その範囲内にコンセントがあればそこにプラグを挿して電気を供給できます。

もしドアホン親機を設置する場所に100Vの電源があれば、

ドアホン親機に付いている電源コードを取り外し、直接VVFケーブルを接続して電気を供給する事もできます。

ただし、そういう作業ができるのは、電気工事士などの有資格者だけなので注意しましょう。

訪問者を録画できる機能

これは使える!っと思ったのは、訪問者を録画してくれる 機能です。

ちょっとした用事や仕事で留守にしている場合でも、訪問者がカメラ付玄関子機の呼び出しボタンを押すと、

室内のドアホン親機は、相手の映像を自動で録画してくれます。

他にも色々な機能があるので、テレビドアホンを購入された方は、添付されているマニュアルをよく読みましょう。