さて、「わが家にもこのようなテレビドアホンがあればいいなぁ~、取付けたいなぁ~」って思っている人は多いんです。
しかし実際は「現在の電線がそのまま使えるのか、それとも電線を新しくしないといけないのか?」とか、

また「電源(100V)が必要なのか不要なのかも分からない」といった様々な不安があるため、
なかなか設置に踏み切れないという方は案外多いんです。
そこで、そんな方にお薦めしたいのが、上記Panasonic製のワイヤレステレビドアホンVS-SGZ20Lです。
この機種は電波を使って親機と子機間の通信ができますので、
配線(通信線)や100V電源の有無を一切気にせずに設置できます。
またこのVS-SGZ20Lは、これまで流通していた「VL-SGD10L」の後継機でして、現在はこの機種が最新モデルになります。
それでは以下にその設置方法をご紹介します。
こんな方にお薦め
先程も、テレビドアホンへの交換を望んではいるものの、いざ交換となると躊躇してしまう方が多いと紹介しましたが、
具体的な理由としては次のようなものがあります。
- 自分で交換できるどうか不安がある
- 現在の電線が使えるかどうか分からない
- 電源(100V)が必要か、無くても良いのかの判断ができない
- 自分で交換できなかった場合、電気屋さんに依頼することになる
まず、一つ目の理由としては、もしテレビドアホンを購入しても、
はたして「自分で取付けできるかどうかといった不安がある」こと。
これは、このような交換作業をした経験が無ければ不安になっても当然だと思います。
2点目の、「現在の電線がそのまま使えるかどうか分からない!」、
もしかしたら、新しい電線に引き替えないと使えないのだろうかという心配は、
電気に関しての知識が乏しいので仕方ありません。m__m
でも、弱電用として使用されている電線ならば、新規に交換する親機と玄関子機にも十分使用できますので心配はいりません。
3点目の「電源(100V)が必要かどうか」という心配。
これも経験のない方にとっては、非常に判断しづらいことだと思います。
でもこれに関しては親機を取り外してみれば分かります。
しかし、100Vの電源ケーブルが直接ドアホン親機に接続(電源直結式)されている場合は、
電気工事士の資格の無い者が取外してはいけないことになっていますので、注意が必要です。
最後、4点目の「自分で取り付けできなかった場合」ですが、
これは知り合いに詳しい方がいればその方に頼んでも良いと思いますが、
もしそういった方がいない場合は、電気屋さんに頼まざるを得ないということになります。
そうなると機器代の他に、工事費という余計な出費がかさんでしまいます。
以上のように様々な事が脳裏をよぎると、「ああっ~面倒くさい!やっぱりやめよう」と思うことでしょう。
でも防犯対策上は、やはり訪問者の顔が見えるほうが良いかと思います。
配線工事など一切不要!
テレビドアホン「VS-SGZ20L」は設置も簡単です。
なぜかというと有線のドアホンと違い、室内に設置するドアホン親機と玄関子機間の通信には、
配線工事をする必要のないワイヤレス(無線)式だからです。

それに、ドアホン親機と玄関子機の電源は100vではなく「電池を使用」するので、設置も非常に簡単にできます。
しかし、ドアホン親機の場合には、充電台に親機をセットした後に、電源プラグをコンセントに差し込み、
AC100Vで充電してから使用するようになります。
以下に示す画像の左側が単三乾電池をセットした玄関子機で、右の画像が電池パックをセットしたドアホン親機です。

ワイヤレス玄関子機は単三型電池を6個使用し、モニター親機は付属の電池パックをセットした後に充電をすることで使えるようになります。
どうでしょうか。これなら自分でも簡単に設置できそうだと思いませんか。
ただ、以下のような懸念材料もありますので、しっかりと確認しておきましょう。
ワイヤレスドアホン購入前に確認しよう!
では、ワイヤレスドアホン(VS-SGZ20L)を購入する前に、玄関子機が取付けられるかどうかを確認しておきましょう。
理想としては、玄関付近の壁面内に、子機を取り付けるためのボックス(下画像)が埋め込まれていれば、
何の問題もなく設置は簡単にできます。

左が鉄筋コンクリート構造の建物に埋め込まれているボックスで、
右が木造住宅の壁に埋め込まれているボックスの画像です。
このボックス上下の赤円の中心部には、ネジ穴(4㎜)がありますので、このねじ穴を使って子機を固定します。
これは木造住宅に設置されているボックスも同様です。
このように、ボックスさえ埋め込まれていれば、子機を設置するのも全く手間はかかりませんので、
設置経験のない方でもドライバーさえあれば大丈夫です。
- ドアホン親機
- 画面:2.7型液晶ディスプレイ
- 本体:高さ123×幅80×厚み24.5mm
- 電源:DC2.4V 630mAh)
- 重さ:約150g(電池パック含)
- 玄関子機
- 電源:単3型電池6本
- 外形:高さ131×幅99×奥行37.2mm
- 照明:LEDライト
あと、ボックスの中に電線が写っていますがこれは無視してください。
この画像は埋込ボックスの状態を説明するために載せていますので。^^;
玄関横にボックスがない場合
さて、上記のように埋込ボックスが設置されている場合には良いのですが、
もしボックスが設置されていない場合には、どうやって子機を取付けたらよいのだろうか。
この場合、現在お住いの住宅が「持家」か、それとも「賃貸住宅」かによっても事情は異なりますが、
だけど、なにも埋め込みボックスが付いてないからといって玄関子機の設置ができないというわけではありません。
どういうことかというと、実は、玄関横の壁に、直接子機を取付けるという方法があります。
この方法は、壁がサイディングやALC、又はコンクリートかによって取付方法が異なります。

木造の場合は木ビスを、サイディングの場合はサイディング用ビスを、
そしてALCの壁にはALC用のビスを使用して壁に直接ビスをねじ込むことで子機を固定できます。
ですが、子機を取り外したとき、上記画像のように壁にビス穴が残ります。
持家の場合は他人にとやかく言われることはありませんが、賃貸住宅の場合はそうはいきません。
もし賃貸住宅にお住いになっていてテレビドアホンに交換したいという場合は、事前に管理会社に相談するようにしましょう。
でも、よっぽど築年数の経った住宅でなければ、埋込ボックスがないということはありません。多分。
コンクリートの建物の場合
コンクリート造りの建物でボックスが埋め込まれていない場合、
木造住宅とは違い、子機をそう簡単には設置することはできません。
なぜかというと、次のような手順を踏まなければならないからです。
先ず、コンクリートの壁に振動ドリルかハンマードリル等の電動工具を使い下穴を開ける必要があります。
下穴を開けたら、その穴にプラグアンカーを打ち込み、次に木ビスをプラグアンカーにねじ込むという流れで子機を取付けます。
どうでしょう。とっても面倒くさいと思いませんか。
こんな工事をするくらいなら、少しお金が掛かっても、プロの電気屋さんに任せた方が楽ですよね。
なのでドアホンを購入する前には、事前に埋込ボックスがあるかどうかの確認もしておくことが大事になります。
ワイヤレス玄関子機の取付け
いよいよ取付です。
ここでは、ワイヤレス玄関子機を取付けるためのボックスが埋め込まれている事を前提にして進めていきます。
では、下の画像を見てください。これがワイヤレス玄関子機です。
要はこの子機が設置できれば、作業は、もう完了したのも同然です!

なぜかと言うと、ワイヤレス親機は既定の場所に固定する必要がないからです。
また、親機、子機間で電波の届く範囲内ならば、親機を家中持ち歩いて、どこからでも玄関子機との通話が可能です。
それでは設置作業に入る前に、次のように本体と取付カバーを分離します。

まず、上のイラストの底面部にある①のネジを反時計回りに回した後、
②の本体を取付けカバーに押し付けたまま、③のねじ頭をつまんで引っ張り出して、
④本体(底面部)を図のように上方向に持ち上げると、本体と取付カバーを分離することができます。
分離した後は、下画像のように取付カバーを壁面の埋込ボックスにネジで固定(画像左)します。
そしてねじ止めが済みましたら、右画像のように、付属の防水シート2枚を、ネジ止めした部分に貼っておきましょう。
またこの時点でも構いませんが、忘れないうちに単三型電池6本を、極性を間違えないようにして入れておきましょう。

それでは最後に、下のように分離しておいた本体を取付カバーにセットします。
その際、ねじで本体を固定する前に、カメラレンズの角度調節も確認しておいたほうが、
ねじを締めたり緩めたりする手間もかからず楽だど思います。

因みにこの作業は二人で行いましょう。
室内の親機前に一人、玄関子機前に一人でで確認しながらやればOKです。
また、角度調節をする必要はないかもしれません。その時はなにもしないで底面のねじを締めつけ固定すれば大丈夫です。

これで玄関子機の取付は完了となります。^^
ワイヤレスモニター親機の設置
最後にモニター親機の設置です。
設置といっても、特定の壁に固定しておく必要はないのですが、
実際に使用する準備として、付属の電池パックを本体にセットしておきましょう。

電池パックをセットした後は、ドアホン親機を充電台に乗せ、付属のACアダプターをコンセントに挿し込み充電を開始しましょう。
マニュアルだと、充電完了までに要する時間は「約12時間」となっていますので、充電は早めに行いましょう。

本器を設置した室内の間取り関係ですが、玄関子機から親機を設置してある部屋までは直線距離にして「約10m」程度あります。
そして、その間には間仕切りの壁やドアなどもありますが、電波状態は以下のように良好です。

以上で使用できるようになります。あとはしっかり取扱説明書を読み、便利な使い方をマスターしましょう。
また、「親機の画面がもう少し大きいほうが見やすくて良いのではないか?」と思う方は、下の記事も参考にしてください。