シャープ DV-AC52レコーダーのリモコン送信機が故障!

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んっ、このリモコン故障したのか?…

最近、下に示すリモコン送信機のボタンを押してレコーダー本体を操作しようとしても、

全く反応しないことが度々発生するようになった! なぜだろう?

このリモコンは、シャープのDV-AC52という本体に付属しているリモコン送信機で、 部品番号が「0046380181」というものです。

機種本体の機能としては、HDDに録画して再生ができる他、DVDの再生もできます。

調子の悪い、DV-AC52のリモコン送信機
調子の悪い、DV-AC52のリモコン送信機

まっ長年使用していれば、いつかは電子部品も劣化するだろうし、いつまで現役でいられるかと心配はしていたのだが…

でも一応、原因を追究してみることにした。^^;

リモコン送信機の症状

リモコンを操作した時の、具体的な症状は次のようになります。

まず、HDD(ハードディスクドライブ)に録画してある番組を観ようと思い電源ボタンを押しました。

しかし、5回に1回くらいの割合でしか電源が入らない!

また番組を視聴中に「再生ボタン」「早送りボタン」「早戻しボタン」等を押しても反応したりしなかったりという症状が出る。

先ずはリモコンの赤外線LEDから、ちゃんと信号が出ているのかを見るため、携帯のカメラへ向けて各ボタンを押してみた。

すると赤外線LEDが発光するボタンと発光しないボタンがあるのが分かりました。

でもしばらくの期間はこんな症状に遭いながらも、何とか録画した番組を視聴することができていました。

しかしその後、赤外線LEDが全く発光しないという状況に直面してしまった! リモコンを叩いたり振ったりしてみても何の反応もない。

もちろんそんな事をしても直るとは思わないのだが、人間はついついそんな動作をしてしまうのです。^^;

この症状は当初、入れてある単四乾電池が消耗しているせいで発生しているのだろうと思っていました。

ならば新品の電池と交換すればその症状は治まるはずと思い、早速新品の乾電池と交換しました。

ところが、ところがです。新しい電池と取り換えても症状は全く変わらずなんです。

やはり故障のようだ! Oh,my Gad! さて、今後この撮りためた番組をどうやって観たらいいのだろうか?

リモコン送信機が故障するとレコーダーとしての価値はなし!

まっ、リモコン送信機が使えなくても本体に付いているボタンを操作すれば、

番組の再生や録画、その他の設定等は支障なくできるだろう、

そう高を括っていました。ところが、これが大きな間違いでした。

確かに番組の再生や録画もレコーダー本体のボタンを操作することで可能です。

ですが、レコーダー本体のボタン操作だけでは、HDDに撮りためた録画リストを確認する画面に入れないことが判明!

これでは好みの番組を選択して観るということは、ほぼ無理だ!

なので本体の再生ボタンを押しても、最後に録画された番組が再生されるだけ。

また、タイマーで予約録画をしようと思っても、その機能を持ったボタンもありません。

もし観たい番組があって録画しようと思っても、その時間に録画ボタンを押すしか方法はないのです。

本当に面倒です! これでは使い勝手が悪いだけでなく、レコーダーとしての価値もありません。

リモコン送信機って、こんなに小さいのに様々な設定や視聴するための機能をコントロールしているなんて、

故障して初めてありがたみが分かりました。

リモコン送信機を分解してみた

もうこのリモコンは使えないので捨てることにした。

でも、内部はどんな風になっているのだろう?と好奇心がわき、分解してみることにした。

そしてリモコン送信機を裏返しにしてみると、赤い円で囲った部分のネジ(5本)で固定している事が分かる。

リモコン背面の5本のねじを外す
リモコン背面の5本のねじを外す

この5本のネジを外すと背面側のプラスチックケースを取り外すことができます。

ケースを外すと内部にはたった1枚の基板だけが見えます。

基板上にはコンデンサと抵抗、それに赤外線LEDが1個、テレビとレコーダーの機能を切換えるためのスイッチ等がみえます。

分解したリモコン基板の画像
分解したリモコン基板の画像

それにしても部品点数が少ないです。ではこの基板も外してみます。基板を固定しているのは、この3本(白円)のねじです。

外した基板の裏側は下画像のようになっています。

こちらも部品点数は少なく、真ん中の画像の左側に見えるのが集積回路(IC)1個と他の素子が2~3点、

右側に赤外線LEDが1個とその他の素子が配置されているだけ。

分解したリモコン基板の画像
分解したリモコン基板の画像

あと、帯状の白いフィルムに規則正しく穴があいているのが見える。

実はこの部分がテレビの各チャンネルのスイッチにレコーダーの番組表、

そして、録画リスト・再生、等々、色んなスイッチに割り当てられています。

さいごに

リモコン送信機を分解しながら、基板上の小さな素子をルーペで見ながら赤外線LEDが発光しない原因を探っていました。

そうすると、どうやらこちらのICが不良という結論に至りました。

これ以上手を付けるつもりはないので、これで原因究明は終了です。

リモコンの基板
リモコンの基板

また、レコーダー本体は長年使用しているにも関わらず全く不具合が出ていません。

よって引き続き使用することにしました。

下のリモコン送信機はネットで新品を見つけたので購入し、現在は快適に使用中です。

上が新品のリモコン | 下テレビのリモコン
上が新品のリモコン | 下テレビのリモコン
上が新品のリモコン | 下テレビのリモコン

因みに、購入した時点での価格は「送料込み¥5040-」でした。

また商品の配送方法は郵便ポストに投函という事だったので、留守がちな私にはちょうど良かったです。

その後、留守の間に届いていました。^^;