我が家のホットカーペットが故障!

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いよいよ季節も10月に入り、部屋に居てもやたらと寒さを感じるようになってきた。

また足元もひんやりしてきたという事もあり、そこで、春の終わり頃にしまっておいた

下のホットカーペット(電気カーペット)を押し入れから引っ張り出した。

ホットカーペットを敷いた部屋は、こじんまりとしているが、使用頻度の高い四畳半の部屋。

実は私、猫じゃありませんが狭いところが好きなんです。^^;

と、冗談はさておき、「さぁやっと暖まることができるぞ!」と期待したのとは裏腹に、

温かくなるはずのホットカーペットの表面は、予想を完全に覆し冷却状態のまま。

ホットカーペット(電気カーペット)
ホットカーペット(電気カーペット)

「さあ!これを早く何とかしなければ!」と、これは、そんな焦った状況に直面した時の話。

原因を究明するためにやったこと

先ず電源コードのプラグをコンセントに差し込み、コントローラーの電源スイッチをスライドさせて電源を「ON!」。

すると電源が入った事を示す赤のLEDランプも点灯。 ヤッター!

電源と暖房面積切替スイッチの隣には温度調節用のスライドスイッチ(弱~強)があり、

最初にスライドスイッチを「強」側へ滑らせて移動。

カーペットが温かくなるまでは少しだけ時間がかかるので暫らく放置です。

コントローラーの画像
コントローラーの画像

その後、4分~5分位経ってから、ホットカーペットが温まっているかを確認するためにその上に乗ってみた。

しかし、結果は「全然温まっていない!」。うわぁ~メチャクチャ嫌な予感がする!

きっと確認するのが早すぎたんだと思いつつ、もう一度、暖房面積切替スイッチと温度調節用スライドスイッチの位置を確認した。

だがスイッチは、ちゃんと全面の位置と強の位置にある。

もし「全面」と「左・右」のどちらかの位置にスイッチがあったとしても、

左側か右側の内どちらかが温まるはず…と思いつつ、もう暫らく時間をおいてみることにした。

その後20分位経っただろうか、恐る恐るカーペットの上に乗ってみた。

んっ! しかし「全く温かさを感じない!」。そして、間違いであってほしいと願いながら、何度か同じ手順を繰り返してみた。

だが、結果は同じだった。

本当に残念だが、嫌な予感は完全に的中してしまった。これで故障確定だ!

コントローラーの分解や修理は危険!

先ず、お断りしておきますが、素人の方がコントローラー本体を分解したり修理しようと考えてはいけません。

ネットを検索していると、温度ヒューズを交換すれば再び使用できるような書き込みを結構見かけますが、とても危険です。

また、電子回路の勉強をしたことがなければ、どの部品がどんな働きをするのかも、

そして修理の仕方もさっぱり分からなと思いますので。

下は故障した電気カーペットコントローラーのパネルを外したところの画像です。

基板には色々な電子部品と、そして今問題にしている温度ヒューズがはんだ付けされています。

コントローラー部を分解
コントローラーの上蓋を外した状態
コントローラー部を分解

どうですか? どの部品が温度ヒューズか分かりますか?

もしお分かりになったとしても、以下のような懸念があります。

温度ヒューズが切れた原因分かりますか?

例えば、コントローラーを分解し、プリント配線基板上にある温度ヒューズが切れているのが分かったとしましょう。

でも、「なぜ切れたのか?」という原因を特定せずに、その温度ヒューズだけを交換し再び使用できるようにしたとしても、

また同じ症状が再発する可能性は高いのです。

おっとその前に、このコントローラーに組み込まれている温度ヒューズは、実は、基板に半田(はんだ)付けされているので簡単には取れないんです。

なので、その温度ヒューズを取外すにしても、ハンダごてやはんだ吸取器などが必要になり、とても面倒なんです。

それどころか一番の心配は、温度ヒューズを交換したことによって、火災の起こる原因を作ってしまわないかという事です。

要するに温度ヒューズが切れたという事は、コントローラーや諸々の部品を守るための保護回路が働いたということです。

コントローラーの内部(基板)
コントローラーの内部
コントローラーの内部(基板)

この考え方は以下、自宅の電気設備を例にとってみても同じです。

例えば、部屋の照明器具のスイッチを入れても点灯しない!

テレビを見ようとして電源をボタンを押しても映らない!

このような状況に直面すると、もしかして分電盤のブレーカーが落ちているのでは?と思うものです。

そして次にとる行動は、当然、分電盤の設置された場所へと移動します。

後はブレーカーが落ちているのか、いないのか、の確認です。

そして、もしブレーカーが落ちていれば、その落ちているブレーカーのハンドルを摘まんで押し上げます。

その際、電気器具や配線、コンセント等に異常が無ければブレーカーは復帰できます。

しかし、押し上げたブレーカーが直ぐに落ちるようだと、

電路(配線)や照明器具、コンセントに接続されている家電製品などに異常が起きている可能性は非常に高いです。

この例にしても、要は、配線や家電製品等をを守るために保護回路が働いた、つまりブレーカーが落ちた(作動した)ということです。

身近で簡単な例を挙げてみましたが、保護回路の働きが何となく少しは理解できたのではないかと思います。

以上の例も踏まえ、私は、温度ヒューズが切れた電気カーペットを修理するつもりは毛頭ありません。

要は、温度ヒューズが切れた原因が分からないからです。

この記事を読まれているあなたは、自力で修理出来る方法を探してこのサイトにたどり着いたと思いますが、残念ながらお勧めできません。

もし修理するにしても専門の業者に依頼することをお勧めいたします。

でも、お金を出して修理に出すぐらいなら、安心を買う意味でも、新しいホットカーペットを購入した方が、私は価値的だと考えます。