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離れて暮らす親の安否を、HelloLightがメールでお知らせ!

最近、「一人で暮らす高齢の親が心配でしょうかない!」という声を耳にすることが多い。

なぜだろうか? それは、「今まで何の問題もなく出来ていた日常生活が、年齢とともに難しくなってきたから」という現実があるからだ。

となると、今はもう独立した息子や娘家族と同居するというのも一つの選択肢だとは思うが、

実際には双方の事情もあってか、なかなか実現できないという親子も多いようだ。

そこで、このような世情を反映してか、各企業が競って高齢者を見守るためのサービスを展開している。

電球型ハローライト本体

ここでは、その中でもユニークなHelloLight(ハローライト)というIoTのLED電球を紹介します。

HelloLightで何ができる?

実は、先日の朝、テレビの情報番組(あさチャン!)で「一人暮らしの見守りに便利な電球」という内容でHelloLightのことを放送していました。

要は、このHelloLightという電球でお年寄りを見守ろうという話です。

明るさは、40W形相当もあるHelloLight

それを見ていて思ったのは、「何で電球を使って見守りができるの?」っていうのが正直な気持ちだったので、

その疑問を晴らすために少し調べてみました。

すると、「トイレや廊下、そして、階段等に設置されている既設の電球(口金E26)を、

このHelloLight(明るさ=40W形相当)と交換するだけで見守りができる!」という誰でも簡単にできそうな内容。

もちろんこのハローライトは、普通の電球と同じように「点けたり・消したり」という照明本来の働きをしますので、どこへ設置しても良いです。

しかし、このハローライトの面白いところは、電球内部にSIMが内蔵されていて自力で発信できるため、

自宅にわざわざWi-Fiを設置する必要がないという点です。

SIMといえば、スマホや携帯にも使われているので既に知っているという人も多いと思いますが、少しだけ説明します。

SIMとは「Subscriber Identity Module」の略です。

SIMには固有のIDや加入者の識別番号、それに電話番号などの利用者を特定する情報が書き込まれており、

そのためSIMを内蔵またはスマホや携帯に差し込むことで電話やデータ通信ができるようになります。

で、SIMが内蔵されている「HelloLightで一体何ができるのか?」というと、以下に記すように、

見守り(期間検知)と、防犯(点灯検知)の状態を検知して、見守る側に、メールやLINEで通知する事ができます。

これは従来からあるカメラを使った見守りに比べ、見守られる側のプライバシーに配慮した仕組みと言えるかもしれません。

それに、いくら親子とはいえ、カメラを通して見られているとなると、あまりいい気持ちはしませんからね。

また、このHelloLightには「見守り」と「防犯」、2種類のパッケージがあります。

一つは見守り用でLED電球が1個入ったパッケージ。もう一つは防犯用途に使用できるパッケージで、LED電球が1個と人感センサーが1個入ったセットのものです。

見守り用と、防犯用のLED電球自体は同じものですが、それぞれ価格が違います。なので、利用目的に合ったパッケージを選ぶようにしましょう。

次に、「見守り=期間検知」と、「防犯=点灯検知」の違いを説明します。

見守りをする場合の「期間検知」

では、見守り用途で使用する場合の「期間検知」とはどういう意味かというと次のようになります。

まる一日(24時間)、トイレや書斎などに設置したHelloLightが『点灯しない』、もしくは『点灯しっぱなし』という状態が続いている場合に限り、

翌日、指定したメールアドレス(スマホやPC)に通知が届くというのが期間検知です。

見守り=期間検知用パッケージ

でも、上記のように点灯しっぱなしというのは、単に消し忘れているだけかも知れません。

しかし、もしそうだったとしても、「もしかしたら何かの理由で動けなくなっているかも知れない!」と、

想像力を働かせたうえで連絡を取り合うということが大切かと思います。

また、トイレに関して言えば、「まる一日トイレを使用しない=照明を点けない」ということは考えにくいので、

やはりこれも、「何かあったかもしれない!」という警告として受け止めるべきかと思います。

でもこうした見守る側の労力の積み重ねが、大事な人を守ることにつながるんですよね。^^

防犯に役立つ「点灯検知」

最近は、人感センサーを搭載した多種多様なセンサーライトやソーラーライトが販売されており、これらを防犯灯として活用されているご家庭も多いかと思います。

これと同様にHelloLightも、同梱の人感センサー(MotionSensor)と組み合わせることで人体を感知し、LED電球を点灯させることができます。

防犯(点灯検知)用パッケージ

しかしハローライトが他のセンサーライトと根本的に違うのは、点灯を検知すると、電球内のSIMが発信し、

「点灯した!」というメッセージを、メールやLINEを通してユーザーへ通知してくれるところにあります。

この「点灯検知」のHelloLightは、お住いの防犯用として使用するのも良いですが、いっぽうで農業用のビニールハウス、

また倉庫などの防犯用途として設置しても効果があると思います。

特に昨今は、農家の方々が苦労して栽培した農産物などが、収穫直前に盗まれるという盗難被害のニュースをよく耳にするからです。

そこで、そういった不審な輩がHelloLightを設置したエリアに侵入した場合は、人感センサーが人体を検知し、即点灯!

そしてメールやLINEで通知するという流れは非常に有効かと思います。

HelloLightの口金はE26

普通、家庭で使っている電球といえば、大体がE26(直径26㎜)という規格の口金が多いと思いますが、中にはE17(直径17㎜)規格のものもあります。

HelloLightの口金は直径26㎜(E26)

※因みに口金とは、電球ソケットに差し込む金属でできた部分が“らせん状”になっているところのこと。

そして、現在使用している電球ソケットがE26対応のものであれば、問題なくHelloLightを取付ける事ができます。

しかし、もしこの電球ソケットがE17対応のものだとしたら、残念ですがHelloLightを取付けることはできません。

「それじゃ電気工事をして電球ソケットを交換しなければならないの!」ってゆう声が聞こえてきそうですが、そうではありません。

実は、そんな場合は、下の口金変換ソケット(アダプタE17→E26)というものを使うことで問題は解決します。

以上、簡単でしたが、これでIoT電球「HelloLight」の説明を終わります。

  • この記事を書いた人

taka

約20年電気工事(RC造・木造住宅)の仕事に従事。その経験をもとに電気関連の情報を当ブログで発信中。

またPCサポートに興味を持ち、CompTIA A+を取得後、現場でサポートに就く。

★ 保有資格 ---------
◇ 第二種電気工事士
◇ 第一種電気工事士
◇ CompTIA A+

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