部屋の壁に設置されているスイッチやコンセントは、金属で作られた取付枠という金具の「突起」と「爪」の間に挟んで固定しています。
この取付枠は各メーカーから発売されており、本記事ではパナソニック電工のフルカラー埋込連用取付枠を例に、取付け・取外し方法の手順を説明いたします。
配線器具を取付ける前の取付枠
が、スイッチやコンセントを、まだ組み込んでいない状態の取付枠です。
取付枠の左側には突起が3つ、右側には爪が3つ、それに、はずし穴が上と下に1ヶ所ずつと、かしめ穴部があります。
この突起と爪をスイッチやコンセントの差込穴(金属穴)に差し込み、
かしめ穴部にマイナスドライバーを入れ、かしめるように回転させて配線器具を固定します。
取付枠には表と裏があり、表側にはメーカー名や「上」などと文字が刻印されており、取付けの際は間違わないようにしましょう。
また、この取付枠には何個の配線器具が取付けられるかというと、
見ての通り、突起と爪がそれぞれ3か所ありますので、最大で3個取付けることができます。
スイッチ・コンセントの取付
まずは埋込用のコンセントを取付枠に取り付けてみましょう。
を見てください。取付枠の突起部をスイッチやコンセントの差込穴へ入れます。
その際、画像のようにスイッチを少し斜めにすると入りやすくなります。
そして
のように、反対側にある爪をもう片方の差込穴に合わせたあと、かしめ穴部にマイナスドライバーを入れ、回転させながらかしめます。
注意することは、回転させながら均等にかしめ、スイッチやコンセントなどがグラグラしないようにしっかり固定しましょう。
取付枠からスイッチ・コンセントを外す
スイッチやコンセントを取り外す場合は、取付枠”右側”のはずし穴(上と下)に交互にドライバーを差込んで回転させれば外れます。
また金属製の取付枠は、取り付けたり外したりを繰り返すと爪の部分が折れてしまうので注意してください。
また取付枠に取付けたスイッチやコンセントを に取り外すことはあるのか?
と疑問に思うかもしれませんが、はっきり言って頻繁に取外すことはないです。
では一体どういう場合に取外すのか?というと、取付位置を変更する時とか、
又はスイッチやコンセントを交換する場合などです。でもそういう時は取付枠も一緒に交換します。
スイッチとコンセントを取付ける場合
取付枠にスイッチかコンセントを1つ取り付ける場合は、中央(真中)部分を使いました。では、2つの場合はどうでしょうか?
2個取付の場合
例えばスイッチとコンセントを1個ずつ、計2個を取付けるには、下
のように真ん中を空けて上と下に取付けます。そしてプレートは2個用を使うことになるので、用意しておきましょう。
3個取付の場合
次にスイッチとコンセントを合わせて3個組込む場合は、下の画像のように3か所全てを使用します。
そしてプレートはフルカラーの3個用を使用します。
この画像ではスイッチ2個(内1個はほたる)にコンセント1個を組込んでいますが、
スイッチ1個にコンセント2個でも構いません。組合せは好きなようにできます。
以上で、スイッチやコンセントの「取付け・取外し方」の説明は終わりです。