今流行りのソーラーライト(Mpow製 MSL3F)を設置してみた。
このモデル(MSL3F)はLED素子8個、夜間自動点灯、そしてワイヤレス人感センサーを搭載したソーラーライト4点入りのセットです。
このソーラーライトを設置するにあたって100Vの電源工事をする必要は一切ありません。
太陽光を受けてLEDライトを点灯させます。
付属品はマニュアルと、ビニール袋にプラスチックアンカー2個、木ビス2本、電源on/off用金具1個が入った袋が4袋同梱されています。
ユーザーマニュアルは英語で書かれているので、できれば日本語に翻訳したものがほしいですね。
同梱のプラスチックアンカーは、ソーラーライト本体をコンクリートの壁等に設置する場合に使います。
使用法は、先ずドリルで壁に下穴を開けておき、その穴にプラスチックアンカーを挿入します。
そしてアンカーの出っ張りが壁の表面と同じく平らになるまで金づちで打ち付けます。
その後、付属の木ビスをソーラーライト本体の穴に入れてプラグアンカーにねじ込む事でライト本体を固定します。
ライト本体のサイズも手のひらにすっぽり収まる程度の大きさなので、設置の時にも扱いやすいです。
また、ソーラー式なので電気代は掛からないし、機能もすごくシンプルで面倒な設定も一切ありません。
周りが暗くなれば自動で点灯
点灯に至る動作も次のように自動です。
まず、下の画像(昼間)のようにソーラーライトを外に設置します。
日が沈み、周りがだんだんと暗くなってくれば、右側画像(夜間)のように自動で点灯し、
Dim Lightモードで点灯し続けます。
Dim Lightモードとは、薄暗い(弱い)点灯状態のことで、上記画像(夜間)、左側で点灯しているほうのライト。
画像は光の強弱を比較するためにソーラーライトを2個設置し、また人感センサーの反応を遅らせるため少し向きを変えて撮影しています。
夜中も人感センサーが反応しない限りは、Dim Lightモードで点灯しています。
Dim Lightモードで点灯するのは、内蔵バッテリーのパワーを節約するためのようです。
そして人感センサーが人の動きを感知すると、全灯モード(上記夜間画像右側)に切り替わり10秒間周囲を明るく照らしてくれます。
薄暗い状態から、急に明るい点灯に切り替わるので、防犯対策としての効果も大きいのではと、すごく安心しています。
バッテリーを効率よく充電するには?
さて、このソーラーライトの一番の難点は、太陽光を得ないと内蔵したバッテリーを充電できないという点です。
充電できなければ、夜間にライトを自動点灯させる事も、また防犯上もなんら役に立ちません。
そのため、いかに効率よく太陽光を得てバッテリーを充電するかがとても大事になってきます。
今回、このソーラーライトを設置して新たな気付きがありました。
それは、ライトの設置場所とライトに内蔵されたソーラーパネル面の向き(方角)が適切でないとバッテリーの充電に影響を与えるということ。
現に今回設置したソーラーライトの中には、明け方まで点灯しているものと、夜中に消灯しているものが存在しています。
本来ソーラーパネル面は南側に向けて設置し、周りには太陽光を遮る障害物がないのが理想です。
そのほうが日光を十分得られるし、またバッテリーも長時間かけて充電できます。
もし日中に太陽光を受ける時間が短いと、バッテリーの充電不足を起こし、それだけ夜間の点灯時間も短くなります。
日差しの悪い場所に設置した場合
さてソーラーライトを設置したものの、その場所では太陽光を十分に得られない場合もあります。
そんな時は少し面倒なのですが、日中、太陽光を得られる場所へ移動して充電します。
そして、暗くなる前には元の場所に戻すという方法もあります。
わが家では、4個の内の1個を、下のように玄関横に取付けてある郵便受けの上に設置しました。
しかし、この場所は昼間でも日差しが悪く、バッテリーを十分に充電できません。
なぜかというと、うちの玄関は、お隣さん家の裏手にあり、太陽の位置によって日差しがあったりなかったりという環境です。
このような事情もあり、玄関横に設置したソーラーライトだけは上記の方法で充電しています。
でもこの方法は、暗くなる前に誰かが元の設置場所に戻さなければなりません。
なので、お勤めをしている一人住まいの方には、逆に不便かもしれません。m_ _m
天気が悪い日、バッテリーの充電はできる?
さて、天気も毎日が晴れの日ばかりとは限りません。雨の日もあれば曇りの日もあります。
そんな天候が続けば、ソーラーパネルで発電しバッテリーを充電、点灯するだけのパワーは発生しません。
そうなればバッテリーは充電不足の状態なので、日没になったからといってライトが自動点灯することはありません。
ただ天気が雨や曇りの日だからといって全く発電しないわけではないそうですが、不安が残ります。
以上、ソーラーライトを設置する場合は、そういった状況に直面するリスクも抱えているんだということを認識しておきましょう。
ソーラーライトの設置場所と設置方法
さて、今回紹介しているソーラーライトの設置場所と設置方法は以下の4カ所です。
これから設置を検討している方の参考になるかどうか分かりませんが、その時の様子を少しご紹介します。
おっと、その前に告白! 実は、このソーラーライトは妻が設置しました。
私は写真を撮り記事を書いただけです。
1カ所目は前述した玄関の横、2カ所目は植え込み、3カ所目は玄関へと続く通路。そして4カ所目が2階窓のアルミ手摺りです。
4カ所とも設置という程しっかりとした取付け方ではありません。それにもかかわらず意外に何の障害も起きていないです。
玄関横に設置したソーラーライトの場合は、日中、日当たりの良い場所で充電しなければならないため、固定はできません。
なので郵便受けの上に置き、落下防止のためにビニール紐を穴に通し結んであるだけです。
因みに、このMpowソーラーライト本体上部の中央には、木ビスで固定するための穴、(直径5㎜程度)が1か所あり、これを利用しています。
2カ所目の植え込みと、3カ所目の通路のライトは、以前使用していたソーラーライトのアルミ製ボディー(下の画像)を流用し土台として使っています。
なぜこのソーラーライトのボディを利用したかというと、理由は以下です。
脚部の直径は2cm、長さが50cm程度あり、直接土の中へ差し込むことができる。
そしてソーラーパネルを収納している部分は直径約10cm程度あり上面は平らです。
この平らな部分の上にMpowのソーラーライトを置き、あとはビニール紐を通して結ぶだけ!といった本当に簡単な設置方法です。
4個目のソーラーライトは、2階の窓の外、アルミ手摺りの格子の間です。
このライトも木ビス用の穴へビニール紐を通し、あとは格子に括り付けて吊るすだけという超簡単な設置です。
窓の下は人が頻繁に行き交う場所ではないので、ソーラーライト本体が落下してケガを負わすようなことはないと思っています。
ですが、この記事を読まれて同じようにビニール紐で吊るすような設置の仕方は真似をしないでくださいね。
夜間の点灯と人感センサーの反応
結論から言うと、4カ所に設置したLEDソーラーライトは、日没後、全て正常に点灯。
人感センサーの感知による全灯動作も全て問題なく機能しました。
玄関横に設置したライトは、充電時に移動する手間を除けば、ほぼ納得できる明るさです。
また、植込みと通路部分に設置したライトの灯りは、ライト本体を地面に近い位置に設置したためか、足元までしっかり確認できます。
さて、問題は2階のアルミ手摺りに設置したライトです。
当初、この機種で2階から地面を照らすには、少し距離があり過ぎるなぁと思っていました。
そのため躊躇していても先に進めません!
ですが、思い切って設置しました。設置後、早く暗くならないかなぁ、
どんな風に点灯するのかなぁ、などと期待感一杯に日没を待ちました。
そして周りも暗くなりはじめ、いよいよ待ちに待った時間が近づいてきました。
確認のため家の外に出て、点灯するかどうかをワクワクしながら見ていると、突然、パァッと点灯しました!
マニュアル通り最初は薄暗い(弱い)点灯です。
少し間を置き、全灯モードに変わるかどうかを確認するため、ゆっくりとソーラーライトに接近です。
するとライトとの距離が約6m位の所で人感センサーがばっちりと反応!
その瞬間、薄暗い点灯から全灯モードへと変わりました。
マニュアルだと人感センサーの反応距離は3mとなっているのですが、約6mでも感知するとは結構感度が良いものです。
照度に関しては設置前から危惧していましたが、思っていた通り光が拡散してそれ程の明るさは感じません。
もともと2階の手摺りに設置したソーラーライトは夜間歩行時の照明としてではなく、防犯用に点灯すればいいと思っていました。
なので現状の明るさでも目的は十分に達成しています。
また現在は上記のような改良された機種が続々登場していますので、ご自身の住環境や目的に合わせて機種の選定をすると良いと思います。